2023年12月6日

セレクト通信～いきいき悠々生活①～

いきいき悠々生活①

「焚き火」の魅力

コロナ渦の影響で起きたアウトドアブームの流れで、焚き火の人気が高まっています。もともと、焚き火には様々な効果があります。

人類が火を扱うようになったのは５０～１００万年も前とされており、火を手に入れたことで人は明るさ・暖かさ・調理する文化などを得ました。

長い歴史の中で、炎の色がもたらす色彩の癒し効果や、炎から出る遠赤外線によって体が温まる輻射熱効果などを自然に実感してきたと考えられています。

また、炎の揺れが、リラックス効果を生む「１／ｆゆらぎ」を持っていることもわかっています。

１／ｆゆらぎは東京工業大学の物理学教授が提唱したもので、自然界に溢れる不規則・ランダムな動きや音を指します。例えば、川のせせらぎも１／ｆゆらぎを含む自然音とされています。

１／ｆゆらぎに触れる時、人の脳は自然とα波を出してリラックス状態になるそうです。

さらに、他者とのコミュニケーションにおいても「炎を見ながら話すと不思議と仲良くなれる」とされています。

理由には、焚き火を囲む際に距離が縮まるという点もありますが、火を見ながら話すので互いの目を見ず気軽に話せること、ゆらぎによる安心感で本音を語りやすくなることなどが挙げられます。

焚き火は、マナーを守り、事故が起きないようしっかり注意して行いましょう。

空気が乾燥している冬は必ず防火できるような準備をしてのぞみ、ゴミや大量の落ち葉を燃やすなどは絶対に避けましょう。