セレクト通信 ～暮らしの「？」を解決します！③～

暮らしの「？」を解決します！③

5円玉・50円玉の「穴」

現在、日本で通常発行されている硬貨のうち、穴が空いているのは5円玉と50円玉の2種です。5円玉の孔径は5mm、50円玉の孔径は4mmと、穴の大きさが異なりますが、過去に穴が空けられるようになった理由にも違いがあります。

5円玉は発行された当初、穴は空いていませんでしたが、昭和24年に急激なインフレが起こり、硬貨の原材料を節約する必要があったため、当時の硬貨の中で一番大きかった5円玉に穴を空け、原材料を節約したのでした。

一方、50円玉は、昭和34年に当時は同じくらいの大きさだった100円玉と区別するため、50円の方に穴が空けられました。

現在は、原材料節約の必要もなく、50円玉と100円玉の大きさも異なるので穴の意味はなさそうですが、大きさ・重さ・ギザギザの有無・穴の有無によって「現在のすべての硬貨を手触りだけで区別できること」や「偽造防止対策」のために、継続されています。

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