2024年3月2日

セレクト通信～いきいき悠々生活⑧～

いきいき悠々生活⑧

「土用の丑の日」について

２０２４年の『土用の丑の日』は７月２４日水曜日と８月５日月曜日です。「土用の丑の日にはうなぎを食べる」という風習で知られていますよね。

「土用」は、古代中国の『五行思想』が由来で、立春・立夏・立秋・立冬前の約１８日間を指すものです。また、『丑の日』の「丑」は十二支の一つです。子・丑・寅･･･で

おなじみの十二支は、年だけでなく日にも当てはめられ、１２日ごとに繰り返されています。

つまり、毎度約１８日ある土用の期間中に、丑の日は必ず１～２回巡ってくることになります。それが『土用の丑の日』なのです。

ということは、一年のうち、土用の丑の日は（立春・立夏・立秋・立冬の前と）４回あることになります。

中でも、夏の土用（立秋直前まで）は梅雨の長雨や蒸し暑い日が続くなどの影響から、特に人が体調を崩しやすい時期です。そのため、昔から重要視されてきました。

なぜこの日にうなぎを食べる習慣が浸透したかには『平賀源内提唱説』など諸説ありますが、「栄養豊富なうなぎを食べて夏を乗り切ろう」という言葉は万葉集でも詠まれており、日本人の間で古くから根付いていた考え方のようです。

他にも『土用もち』『土用たまご』『土用しじみ』などの食べ物や、薬草を入れたお風呂に入る『丑湯（うしゆ』、この日にきゅうりの中に病気や災いを封じ込める祈祷をして土の中に埋める『きゅうり加持（かじ）」』などの風習があります。

この機会に、そういった様々な慣わしもチェックしてみて下さいね。