セレクト通信 ～ことわざ百選⑨～

ことわざ百選⑨

仏作って魂入れず

「苦労して作ったのに、肝心なことが抜けていること」を意味します。

信仰の対象となる仏を作っても、そこに魂が入っていなければただの石の像でしかないため、「作り上げる際は魂を込めて作らねばならない」という戒めを込めた言葉です。

転じて、肝心な部分が抜けていることを指す言葉として、広く用いられるようになったとされています。

類語には、龍の絵を描いたのに瞳を描き忘れることを表す「画竜点睛を欠く」が挙げられます。

こちらは、重要なものが欠けているというのに加え、「大事なところでうっかりミスをしてしまう」という意味も。

併せて覚えておくと良いでしょう。

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