セレクト通信 ～暮らしの「？」を解決します！⑨～

暮らしの「？」を解決します！⑨

「ステロイド」ってどんな薬？

ステロイドは、もともと体内の副腎（ふくじん）という臓器でつくられているホルモンで、その作用を薬として応用したのがステロイド薬（副腎皮質ステロイド薬）です。

抗炎症作用・免疫抑制作用・抗アレルギー作用などがあり、アトピー治療で使用されるイメージが強いですが、喘息・関節リウマチ・肺炎のほか、様々な疾患の治療に用いられます。

一方、副作用があるのも事実で「ステロイドは怖い」「やめられなくなる」と、ステロイドに対して偏見を持つ方も多いようです。

しかし、量や使用法を誤れば体に害を及ぼす危険性はどんな薬にもあります。

指示どおりに使い、もし使用中に体調の変化などがあれば、すべて担当の医師・薬剤師に伝えることが重要です。

ステロイドは適切に使用すれば極めて効果的な薬で、この薬が出されるのは医師が必要性・妥当性を認めたということです。

自己判断で勝手に薬を止めたり使い方を変更したりしないよう注意しましょう。

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